イ-ジ-スワロ-について

イ-ジ-スワロ-は、ベッド上で食事をしなければならない方が少しでも安全に、楽しく食事ができるように

○食事介助がしやすい  

○快適に食事時間が過ごせるように

を心がけ開発いたしました。

開発段階で、イ-ジ-スワロ-の必要性を感じた出来事

1.看護師の姿勢調整力がばらばら

    脳卒中対象の回復期病棟で19人の看護師にベッド上での食事姿勢調整実験を行

     いました。その結果、きちんとできた方は2割ほどでした。咀嚼はできるが飲み

     込めない姿勢、咀嚼も飲み込みもできない姿勢、とんでもない3横指などなど。

  こんな感じで介護されたくないと感じた。

2.運動障害と嚥下障害の違い

  外見では分からない嚥下障害の難しさが分かった出来事

 2-1.退院後の定期検査時のこと、VE,VF検査後に「もう60度で、食事をしても

  大丈夫ですよ。」と主治医が言われた時、付き添いの奥さんが血相を変えて 

 「いいえ54度でします。今がちょうどいいと思いますので。」   その間、ご主人

  はニコニコ笑っておられました。このやり取りを一緒に見ていた医師は、「過去

  に2度誤嚥性肺炎を患い入院しておられたんです。それで奥様は敏感になってお

  られるんだと思います。」と説明してくださりました。

 2-2.VF検査室で待っていると、ご老人が廊下を杖をついて前かがみで歩いて

  来られました。開発間もない時だったので、不謹慎なことに「ああこの人は関係

  無いな。今日はリクライニングでの検査は無いのかと思っていると、30度の

  一側嚥下で始められました。この時、嚥下障害が見た目ではわからない難しさ

  を感じました。

 2-3.会話ができる。歩くこともできる。日常生活に支障が無いでも食事は30

  度で一側嚥下を勧められている患者様がおっしゃった一言「俺は座ってガツガツ

  食べたいんや!」この言葉は忘られません。

3.情報の伝達不足

 ○リハビリの途中に急な転院が多い。

  食形態や摂食方法は文面で伝達できるが、姿勢に関しては、30度リクライニ

  ング、頸部前屈、3横指などであり、情報として曖昧であり入院と同時に一から

  評価しなければならないことが多い。

 ○退院時

  御家族や施設職員の方が受け取る姿勢情報に関しては、頸部前屈、3横指など

  医療従事者でもよく理解できていないことを、具体性に欠けた言葉で戸惑ってい

  る。退院後、入院中の誤嚥しにくい(飲み込みやすい)姿勢が再現できず不安

  で試行錯誤しておられる。


株式会社 甲南医療器研究所

代表取締役 前田 悟

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